アメリカと中国の貿易摩擦が再燃していることを背景に、金の価格が最高値を更新しています。

大阪取引所で取引されている金の先物価格は値上がりし、一時1グラムあたり2万677円をつけ、最高値を更新しました。

また、田中貴金属が発表する小売価格も2万2326円と史上初めて2万2000円台に乗せ、最高値となっています。

アメリカのトランプ大統領が中国に対して関税を100%追加で課す考えを示したことで米中の貿易摩擦が再燃するのではとの懸念が拡大。

投資家の間でリスクを避ける姿勢が拡大し、資金を株式などから相対的に安全とされる金に移す動きが強まっています。

また、アメリカのFRBが追加利下げに踏み切り、金利がつかない金の魅力が相対的に高まるとの見方も追い風となっています。