アメリカのトランプ大統領は、パレスチナ自治区ガザの和平計画の「第1段階」での合意を受け、イスラム組織ハマスに拘束されている人質が来週13日に解放されるとの見通しを明らかにしました。

アメリカ トランプ大統領
「人質は来週月曜(13日)に戻ってくる。いま、まさに救出中であり、彼らは地下の非常に過酷な場所にいた」

トランプ大統領は10日、イスラエルとハマスがガザの和平計画の「第1段階」で合意したことにより、ハマスに拘束されている人質の解放が来週13日に行われるとの見通しを明らかにしました。

人質となっていた28人の遺体を返還させるための取り組みもあわせて進めているとしています。

また、ガザの和平計画をめぐっては、トランプ大統領が来週前半にヨーロッパやイスラム諸国の首脳を集めた会議をエジプトで開催する方向で調整を進めているとアメリカメディアが報じました。

ニュースサイト「アクシオス」によりますと、会議は13日か14日に開催する方向で、イギリスやドイツ、フランスなどのほか、サウジアラビア、カタール、インドネシアなどの首脳級が参加する予定だとしています。

和平計画を着実に進めていく上での国際社会の協力を改めて確認する狙いがあるとみられます。