アメリカのトランプ大統領は、中国製品に課す関税の大幅な引き上げを検討していると明らかにしました。

トランプ大統領は10日、SNSに中国がレアアースに関する輸出規制を強化しようとしているなどと書き込んだうえで、「陰湿で敵対的な動きだ」と批判しました。

そのうえで、対抗措置として、アメリカに輸入される中国製品に課す関税の大幅な引き上げなどを検討していると明らかにしました。

また、今月末にも韓国で行う方向で調整が進んでいた米中首脳会談について、「実施する必要がなくなったようだ」としています。

こうしたなか、10日のニューヨーク株式市場は、米中対立が激化する懸念などから売り注文が広がり、ダウ平均株価は800ドルあまり値下がりし、取引を終えました。