自民党の次の税制調査会長への起用が決まった小野寺・前政調会長は、"インナー"と呼ばれる税調の幹部に、税制に通じた議員以外からも登用する考えをあきらかにしました。

小野寺五典氏 
「これまでの税調というのは役員のメンバーというのが、税に詳しい専門家が中心となって運営していたということがあります。ただ税というのは国民生活に直結する問題でもありますし、生活者の視点から様々な分野の専門家が入って議論することも大変重要ではないかと思っております」

自民党の税調会長への起用が決まった小野寺前政調会長は、このように述べ、これまでは小野寺氏の前の税調会長の宮沢氏など税制に詳しい議員だけだった幹部会のメンバーを入れ替える考えをあきらかにしました。

この幹部会は通称"インナー"と呼ばれ、重要な政策決定は事実上この会合で決められてきました。

また、消費税の減税については、「当初から否定していたわけではない。財源を含めて議論するなかで検討していきたい」と述べました。