アメリカの北朝鮮分析サイトは、北朝鮮が先月発射したICBM=大陸間弾道ミサイルについて、従来型に新たな改良が加えられた可能性があると分析しました。

北朝鮮分析サイト「38ノース」は、北朝鮮が先月2度発射したICBMについて、推進装置「ブースター」など複数の箇所で相違点が確認できたとしていて、既存の「火星15」や新型とされる「火星17」に改良が加えられた可能性があるとの分析結果を発表しました。

38ノースによりますと、北朝鮮が先月3日に発射した「火星15」の改良型は、飛行に失敗しましたが、18日に発射した「火星17」は2段目に新たなロケットモーターが加わった改良型で、発射に成功したということです。

また、アメリカ本土までの核弾頭運搬に向け能力が向上していることを示していて、性能を試すため、今後もミサイルの発射を繰り返す可能性があると指摘しました。