パレスチナ自治区ガザでの戦闘終結に向けた和平計画をめぐり、仲介国エジプトは、イスラエルとイスラム組織ハマスによる協議が6日に行われると発表しました。

エジプトは4日、声明を出し、ハマスが拘束する人質の解放に向け6日に協議を行うと発表しました。

イスラエルとハマスの代表団がエジプトを訪問するということですが、対面での協議になるかどうかは分かっていません。

ガザでの戦闘をめぐっては、アメリカのトランプ政権が20項目の和平計画を提案し、ハマスは3日に「人質全員の解放に同意する」との声明を出しましたが、これまで拒否してきた武装解除については言及していません。

一方、イスラエルのネタニヤフ首相は4日、演説でハマスが人質を解放する段階では「ガザの支配地域に留まる」と表明したうえで、改めてハマスの非武装化が必要だとの認識を示しています。

トランプ大統領はSNSで「イスラエルが攻撃を一時停止した」としたほか、「イスラエルが最初の撤退ラインに同意した」などと主張。

協議の進展を強調していますが、ハマスが和平計画の内容について変更を求める可能性もあり、エジプトでの協議が合意につながるかは依然不透明です。