自民党総裁選がきょうおこなわれ、決選投票の末、高市早苗氏が女性初の自民党総裁に選ばれました。
逢沢一郎 選挙管理委員長
「高市早苗くんをもって当選者と決しました」
石破総裁の後任を決める自民党総裁選がきょう午後おこなわれ、高市氏が第29代、自民党総裁に就任しました。
総裁選は5人の候補で争われ、1回目の投票では過半数を獲得する候補が出ず、高市氏と小泉農水大臣の決選投票となりましたが、高市氏が29票差で勝利しました。
このあと、高市氏は公明党の斉藤代表と面会する予定ですが、少数与党となる中、野党との連携は不可欠で早速、高市氏の手腕が問われることになります。
高市氏が新総裁に選ばれましたが、今後の見通しについて自民党本部から中継です。
決選投票のあと、高市氏は「自民党をもっと気合の入った明るい党にしていく。不安を希望に変える党にしていく」と訴えました。
自民党 高市早苗 新総裁
「全世代総力結集で全員参加で頑張らなきゃ立て直せませんよ。馬車馬のように働いていただきます。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて、働いて、働いて、働いて、働いて参ります」
1回目の投票では高市氏が党員票では小泉氏を大きく上回ったものの、議員票では3番手となりましたが、決選投票では議員票で逆転し総裁の座を射止めました。
決選投票では鍵を握るとされた党内で唯一の派閥を率いる麻生最高顧問が高市氏を支持する考えを示していました。
高市氏はこのあと、午後6時から記者会見をおこなう予定です。
高市氏は総裁選期間中から「挙党一致体制」の構築を訴えていて、総裁選での支持なども踏まえつつ、すみやかに幹事長など党の主要幹部の人事に着手するものとみられます。
また、国会の総理大臣指名選挙は今月15日におこなわれる予定で野党の足並みが揃っていないことから、高市氏が石破総理の後任の総理に選出される見通しです。

高市新総裁 総裁選で自身を支えた古屋氏や中曽根弘文氏らと会合 役員人事についても意見交換か