自民党総裁選に立候補している小泉農林水産大臣は、きのう配信された「文春オンライン」の党員の数をめぐる記事について、「総裁選に不当な影響を与えかねない」として抗議の上で訂正を求めるコメントを発表しました。

「文春オンライン」はきのう夜、小泉氏が会長を務める自民党・神奈川県連で「党員826人が勝手に離党させられ、今回の総裁選の投票用紙が届かなかった」などと報じました。

この記事について、小泉氏はコメントを発表し、「今回、初めて知ったことで全く関知していない」とした上で「総裁選の最中に私や関係者が行ったかのように強引に結びつけた記事を掲載することは選挙に不当な影響を与えかねない。強く抗議するとともに記事の訂正を求める」としています。

自民・神奈川県連 梅沢裕之 幹事長
「皆さんに混乱を招いてしまったということをおわびを申し上げたいと思います。申し訳ございません」

神奈川県連の党員数をめぐっては、党の総裁選挙管理委員会が先週、およそ800人増えたと訂正しました。

県連は午後に会見し、「県連のミスであり、総裁選候補の誰かを利するために党員を離党させることはあり得ない」と説明しています。