(ブルームバーグ):モルガン・スタンレーMUFG証券は、ドルが円に対して下落するリスクを市場は過小評価していると指摘した。次回の米雇用統計や、可能性がくすぶる米政府機関の閉鎖、自民党総裁選を前にオプションを購入するアイデアを示した。
杉崎弘一氏ら同社ストラテジストは「日米で数多くのリスクイベントが控えているにもかかわらず、ドル・円のボラティリティーはそれらを織り込んでいないようにみえる」とリポートで指摘。「割安なボラティリティーを利用して、ドル・円の下落に備える好機だ」と記した。
「一連のリスクイベントが控える中、10月上旬にはボラティリティーが高まりやすくなる」とし、行使価格145円00銭の1カ月物ドル・円プットオプション購入を提案した。
最近のレンジの「フロア」である145-146円を割り込んだ場合、ガンマ(原資産価格の変化に対するデルタの変化量)効果が最大になるという。
原題:Dollar-Yen Risk Is Overlooked by Investors, Morgan Stanley Says(抜粋)
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