(ブルームバーグ):ドイツのルフトハンザ航空は、グループ全体で管理部門の従業員を2割削減する。事情に詳しい関係者が明らかにした。
公式に発表されていないとの理由で匿名を要請した関係者によると、整備士や乗務員、地上職員などの運航整備部門は影響を受けない。
ルフトハンザは29日にミュンヘンで市場向けのイベントを開く予定。同社はコメントを控えた。
この一報を受けて、フランクフルト市場で取引されるルフトハンザ株は一時3.5%高と、8月上旬以降で最高の上昇率を記録した。
ルフトハンザは昨年の業績低迷を受けて、コスト削減策を進めている。今月12日にはグループ内の業務統合を深化させると発表した。
ルフトハンザは欧州最大の航空グループで、傘下にルフトハンザのほか、オーストリア航空、スイス航空、ブリュッセル航空などを持つ。年次報告によると、昨年末時点の合計従業員数は10万1709人に上る。
原題:Lufthansa to Cut 20% of Administrative Staff in Savings Push (1)(抜粋)
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