石破総理は、こども食堂などへの政府備蓄米の無償交付について、来月から手続きを簡素化すると明らかにしました。

石破総理
「年内できれば、できるだけ早く必要なお子さんに政府備蓄米が届くような形で、これを早急に実現したい」

石破総理は26日、神奈川県川崎市にある保育・子育て支援センターを視察したあと、こども食堂やフードバンクへ政府備蓄米を無償交付する手続きを来月から簡素化し、さらに米を提供する回数を増やすと明らかにしました。

石破総理が訪れた施設では、親が働いていなくても生後6か月から3歳までの保育園に通っていない子どもを、月に一定の時間預けることができる「こども誰でも通園制度」を全国に先駆けて実施しています。

石破総理
「この制度が全国どこでも適用されるためにはどうすればいいだろうかということは、なお政府の責任は重いんだろうなというふうに思ったことでした」

また、保育士の資格を持ちながら保育現場には出ていない「潜在保育士」が多いことについて、「個々の事情と、保育のスタイルなどとをマッチングさせるのは、やっぱり政府の責任ではないか」と語りました。