(ブルームバーグ):米エネルギーインフラ会社センプラは、インフラ部門の持ち分45%を米投資会社KKRとカナダ年金制度投資委員会(CPPIB)の関連企業に100億ドル(約1兆4800億円)で売却することで合意した。
センプラは23日の発表文で、センプラ・インフラストラクチャー・パートナーズの持ち分売却によってセンプラの信用力が強化され、事業構成も改善されると説明。「規制対象の米公益事業からの利益を95%程度にすることを目指す」としている。
数十年にわたり需要の伸びは停滞していたが、データセンターの運用に必要な電力需要の高まりが公益事業や電力会社の収益性を押し上げており、かつて着実で成長の緩やかな分野と見なされていた業界に変化が訪れている。
今回の持ち分売却は、規制当局の承認を前提に2026年4-6月(第2四半期)ないし7-9月(第3四半期)に完了する見通し。完了後は、KKRが主導するコンソーシアムがセンプラ・インフラストラクチャー・パートナーズの65%と、過半数を保有。センプラは25%、アブダビ投資庁(ADIA)が10%を保有する。
原題:KKR to Buy $10 Billion Stake in Sempra’s Infrastructure Arm(抜粋)
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