アメリカの超党派の下院議員団が6年ぶりに中国を訪問し、李強首相をはじめとする政府の要人と相次いで会談しました。会談では両国の対話の必要性を確認したということです。
21日から北京を訪問しているアメリカの超党派の下院議員団が、李強首相や政府で経済政策を担当する何立峰副首相、董軍国防相と相次いで会談しました。
中国外務省によりますと、21日の会談で李強首相は「中米関係の安定的な発展は、両国の利益と国際社会の期待に合致する」と指摘。「対話を通じて互いの懸念事項を解決していくことを望む」と対話を続けていく必要性を強調しました。
北京にあるアメリカ大使館によりますと、議員団は「意見の食い違いがある分野を平和的に解決するために、外交と軍事の両面で対話を増やす必要がある」と応じたということです。
ほかにも合成麻薬「フェンタニル」の問題や各国の核開発について議論したとしています。アメリカの下院議員団が訪中するのは6年ぶりだということです。
来月末から韓国で開かれるAPECにあわせて行われる見通しの米中首脳会談に向け、機運を盛り上げていきたい狙いがあります。

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