スウェーデン中央銀行は23日、今年3回目となる利下げを実施した。今後は回復途上にある経済を下支えするとして、金利を据え置く方針を示した。

同中銀の声明によれば、政策金利は1.75%に引き下げられた。3年ぶりの低水準となる。ブルームバーグが調査したエコノミスト22人のうち9人が利下げを予想し、残りは据え置きを見込んでいた。

同銀行が示した金利見通しに基づくと、2028年まで追加利下げは想定されていない。

「インフレと経済活動の見通しが維持されれば、政策金利は当面この水準で推移する見込みだ」と、同中銀は説明した。

主要先進国の中でも特にハト派的とされるスウェーデン中銀は、昨年5月から225ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げを実施してきたが、経済の弱さが3年以上続いている。

原題:Sweden Cuts Rate to Three-Year Low, Signals End to Easing (1)

(抜粋)

--取材協力:Joel Rinneby、Christopher Jungstedt、Alastair Reed、Anton Wilen、Christian Wienberg、Sara Sjolin、Charles Daly.

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