テクノロジー株主導の世界的な株高は、人工知能(AI)関連企業の業績が期待外れに終わった場合、地政学的な緊張以上に大きなリスクとなる可能性がある。JPモルガン・アセット・マネジメントがこうした見解を示した。

グローバル市場ストラテジストのケリー・クレイグ氏は、「AIに非常に大きな注目が集まっているため、失望感が大きな調整につながりかねない」と指摘した。

AIに対する需要の強さや米金融当局の追加利下げ期待が世界の株式相場の追い風となっており、18日の米株式市場では4つの株価指数がそろって最高値を塗り替えた。

 

クレイグ氏は、巨大テクノロジー企業の業績が振るわなければ、今年4月の急落時と同様に割高なバリュエーションを背景に売りが広がり得ると警告。

米国株は今の水準では上値余地が限られる一方、欧州は財政支援の恩恵を受ける可能性があるとの見方も示した。

同氏によれば、日本株は企業改革が後押しする可能性があり、新興国市場はバリュエーション面の魅力が目立つ。

原題:AI Hype Poses Big Market Risk, JPMorgan Asset Management Says(抜粋)

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