アポロ・グローバル・マネジメントは、英最大の独立系資産運用会社シュローダーと、今後の商品提携の可能性を探るべく初期段階の協議を進めている。アポロがシュローダー向けに投資案件の提供を行う可能性が出てきた。

事情に詳しい関係者が匿名を条件に語ったところによれば、アポロ、シュローダー両社の幹部は協議を続けているが、交渉は非公開であり、最終的に合意に至るかは不透明だ。

両社の交渉は資本的な取引ではない。シュローダーは提供する商品を拡充するため他のパートナー候補企業とも協議を行っていると、関係者の一人は話した。アポロとシュローダーの広報担当者はいずれもコメントを控えた。

低コストのパッシブ運用が台頭する中、シュローダーのようなアクティブ運用会社は、長期保有が見込まれ、より高い手数料が期待できるオルタナティブ投資の拡充が求められている。その一方で、従来は主に機関投資家を対象としていたオルタナティブ資産運用会社は、個人資産市場への進出を進めており、リテール向けを手掛ける企業との提携を模索している。

原題:Apollo in Talks for Private Markets Partnership With Schroders

(抜粋)

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