アメリカと中国の2日目の貿易協議が始まりました。

中国国営の新華社通信は15日、スペインのマドリードでアメリカと中国の2日目の協議が始まったと伝えました。

中国発の動画アプリ「TikTok」のアメリカ国内での利用を禁止する法律の猶予期限が今月17日に迫っていることから、この問題についても協議が行われているものとみられます。

ロイター通信によりますと、トランプ大統領は「TikTok」について「現在交渉中だ。中国次第だ」と述べたほか、ベッセント財務長官は「合意に近づいている」との見通しを示しています。

また、アメリカは「中国がロシアから原油を購入することがウクライナでの戦争を経済的に下支えしている」と問題視していて、これについても協議が行われるものとみられます。

このほか、▼一時停止となっている相互関税や▼合成麻薬「フェンタニル」の問題、▼半導体の輸出規制など、テーマは多岐にわたる見通しで、17日までとされる協議の期間中に何らかの合意が得られるかが焦点です。