アメリカ西部ユタ州でトランプ大統領を支持していた政治活動家チャーリー・カーク氏が狙撃され死亡した事件で、当局はさきほど、事件に関与したとみられる人物の動画を公開しました。現場から中継です。
現場のユタバレー大学です。カーク氏は規制線の奥にある広場で狙撃され死亡しました。
この事件は、トランプ大統領に近い保守系の政治活動家チャーリー・カーク氏が10日、キャンパス内で開かれた政治イベントの最中に狙撃され死亡したものです。
容疑者は200メートルほど離れた建物の屋上から狙ったとみられていて、捜査官が周辺を見て回る様子もみられました。
容疑者は今も逃走していて、捜査当局は11日、事件に関与したとみられる人物の写真に加え、ついさきほど、屋上から飛び降り、逃走した際の動画を新たに公開し、情報提供を呼びかけています。
現場付近からはライフル銃が見つかっていて、ウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、銃に残されていた弾薬にはトランスジェンダーと反ファシズムに関する言葉が刻まれていたということです。
一夜明けたきょうも現場では花を手向ける人の姿が見られました。
当時現場にいた男性
「彼に賛成かどうかは別として、彼は言論の自由、開かれた対話を体現していた。私たちはそれを失った」
アメリカ トランプ大統領
「チャーリーは彼の世代の偉人であり、自由の擁護者であり、何百万もの人々にインスピレーションを与えた」
こうしたなか、トランプ大統領は11日、カーク氏の業績を改めて称えた上で、今後、文民として最高の勲章である「大統領自由勲章」を授与すると表明し、カーク氏の葬儀にも参列すると話しています。
現地では社会の分断が進むなかで起きた政治暴力だとも伝えられていて、大きな注目を集めています。

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