イスラエルが、イスラム組織ハマスを標的にカタールで攻撃を行ったことを受け、国連安全保障理事会は緊急会合を開きました。
カタール ムハンマド首相
「我々が交渉に忙殺されている間に領土を攻撃した行為は、平和に向けた努力を損なおうとするイスラエルの意図を暴いた」
国連安保理の緊急会合に出席したカタールのムハンマド首相は、イスラエルを批判した一方、「イスラエルとハマスの停戦への仲介は継続する」と述べました。
これに対しイスラエルは、ハマスを「カタールが追放するか、イスラエルが追放するかのどちらかだ」と述べ、攻撃はあくまでハマスを狙ったものだと主張しました。
これに先立ち、安保理はアメリカを含むすべての理事国による声明を発表。「カタールへの連帯」を表明し、攻撃を非難した一方で、イスラエルへの直接の言及はありませんでした。
アメリカのニュースサイト「ポリティコ」は、カタールの首相が12日にワシントンでトランプ大統領らと会談する見通しだと伝えています。

ロシア無人機のポーランド侵入は「ミスだったかもしれない」 トランプ大統領が直接の批判を避ける 停戦への動き見えないまま