ドイツ銀行の米ディストレスト商品担当デスクは、事業不振に陥っていた米衛星ネットワーク運営会社エコスターの証券に投資し、1億ドル(約147億円)余りの利益を今年上げている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

非公開情報だとして匿名を条件に述べた関係者によると、同デスクはエコスター傘下のさまざまな事業に絡む株式と債券でポジションを組み、取引を行った。特にここ数週間、エコスターが無線周波数帯売却を発表したことが大きな利益につながったという。

イーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業スペースXは、エコスターから無線周波数帯を取得することで合意した。

こうしたことから、エコスター関連の取引は同デスクにとって、2025年に入ってから最大級の収益源の1つとなっていると関係者は説明。ドイツ銀の担当者はコメントを控えている。

原題:Deutsche Bank Distressed Desk Nets $100 Million on EchoStar Bets(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.