農林水産省が公表を見送っていた向こう1年間のコメの需要見通しについて、新しい案を近く示す方向で調整していることが分かりました。
農水省は例年7月末に向こう1年間のコメの需要見通しを公表してきましたが、実態から大きく外れたことで価格高騰を招いたとの指摘もあり、見直すため公表を見送っていました。
こうしたなか、農水省は近く審議会を開き、新しい案を示す方向で調整に入ったということです。
来年6月までの1年間のコメの需要量について、697万トンから711万トンと基本的には前の年から「横ばい」と見込みます。
これまで、需要の減少傾向が続くことを前提に見通しが作られてきましたが、今回は、▼インバウンド需要のほか、▼1人あたりの消費量の最大値なども含み、幅を持たせて公表する予定です。

【安宅和人】「風の谷」という希望/今解くべき4つのイシュー/人類の生命線は「イケている開疎空間」にあり/慶應大教授・LINEヤフー【FUTURECARD】