東京23区の7月のマンション平均家賃が、シングル向き・カップル向き、いずれも過去最高値を更新。特にファミリー向きの広さの部屋は「24万7375円」となっています。
平均給与と家賃のミスマッチ 東京でどうやって暮らす?
出水麻衣キャスター:
「きょうのお値段」。今回は、東京23区のマンション(ファミリー向きの広さ)の平均家賃「24万7375円」です。

【東京23区 マンションの平均価格(7月)】アットホーム調べ
▼30平方メートル以下(シングル向き):10万3265円(過去最高)
▼30~50平方メートル(カップル向き):16万8765円(過去最高)
▼50~70平方メートル(ファミリー向き):24万7375円(過去最高)
出水キャスター:
シングル向き、カップル向き、ファミリー向き、いずれも過去最高更新しています。このような高い家賃を払って生活していけるのか、年代別の平均給与を見てみましょう。
【年間の平均給与】(国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると)
25~29歳:394万円
30~34歳:431万円
35~39歳:466万円
40~44歳:501万円
45~49歳:521万円
50~54歳:540万円

出水キャスター:
35歳〜39歳では、ボーナスを含めた年間の平均給与が466万円なので、これを月の手取り額にすると、30万4929円になります。(※タレントスクエアの手取り計算ツールを利用)
先ほど示したように、東京23区のマンション(ファミリー向け・50〜70平方メートル)の月の平均家賃が24万7375円なので、家賃を払うと5万7554円しか残りません。
住宅取引のプロ「TERASS」の江口亮介社長は、「家賃が手取りの3割を超えると家計は不安定になる」としていて、24万7375円の家賃を手取りの3割で払うとなると、年収は約1450万円必要になります。