中国外務省は日本維新の会の石平参議院議員に対し、中国国内の財産を凍結するなどの制裁措置をとると発表しました。

中国外務省は石平参議院議員について、「台湾や尖閣諸島をめぐる問題で長年にわたり誤った主張を広めた」と指摘。

「中国の内政に干渉し、主権と領土の一体性を損なった」として、▼中国国内にある不動産など財産の凍結や、▼本人などに対するビザの発給停止などの制裁措置をとると発表しました。

また、中国外務省の報道官は石平議員について「かつて中国国籍を保有していた」と指摘したうえで、次のように非難しました。

中国外務省 林剣報道官
「石平は自分の利益のために先祖と歴史を忘れ、良心を売り渡し反中勢力と結託して挑発的な行動を起こしている。大切なものを売り渡して栄華を求める者は自業自得の結末を迎えるだけだ」

石平議員は中国出身で日本国籍を取得しています。

石平議員はJNNの取材に対し、「中国に行くつもりはないし、中国に財産も持っていないので意味のない措置だ」としたうえで、「これまでの言論活動が正しかったことが証明された」とコメントしています。