中国で8月、アメリカへの輸出額が、前の年の同じ月と比べてマイナス33.1%と大幅に減少したことがわかりました。
中国の税関総署が8日に発表した貿易統計によりますと、8月の中国のアメリカへの輸出額はアメリカドル換算でおよそ316億ドル、日本円でおよそ4兆6800億円で、前の年の同じ月と比べてマイナス33.1%と大幅に減少しました。減少幅は、7月のマイナス21.7%から拡大しています。
また、8月のアメリカからの輸入額はおよそ112億ドル、日本円でおよそ1兆6600億円で、前の年の同じ月と比べて16.0%減少しました。
アメリカと中国は一時、互いに100%を超える関税を課していて、5月に双方が引き下げることで合意しましたが、これらの政策の影響などにより米中間の貿易量は大幅に落ち込んだ状態が続いています。
一方、中国の8月の世界全体に対する輸出額は3218億ドル、およそ47兆6600億円と去年の同じ月と比べて4.3%増加。輸入は2194億ドル、およそ32兆4900億円と去年の同じ月と比べて0.9%の増加となりました。
中国は前の年の同じ月と比べて、最大の貿易相手国であるアメリカとの取引量が大きく減少しましたが、アジアやアフリカ、中南米地域などの「グローバルサウス」と呼ばれる国々との取引を拡大することで、世界全体に対する貿易量は増加しています。

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