米シカゴ連銀のグールズビー総裁は今月16-17日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)でどのような行動を支持するかについて、8月の雇用統計が発表された今もまだ決めかねている。来週発表される物価統計を確認したいと述べた。

「もっと情報を得たい。私はまだ決めていない」とグールズビー総裁は5日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで話した。「インフレ面も確認しなくてはならない」と述べた。

5日に発表された8月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びがわずか2万2000人にとどまり、失業率は4.3%と小幅に上昇した。FOMCは今年、トランプ関税がインフレを押し上げるとの懸念から金利を据え置いている。

「インフレの数値が穏やかであれば、それだけ労働市場に集中しやすくなる」とグールズビー総裁。「しかし最新のインフレ統計ではサービス部門でインフレ上振れが見られた。従ってそれが一時的なものであり、もっと深刻な兆候ではないことを確認したい」と述べた。

米労働統計局(BLS)は11日に8月の消費者物価指数(CPI)を発表する。

原題:Fed’s Goolsbee Says He Wants to See CPI Before Making Rate Call(抜粋)

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