中国で開かれている上海協力機構の首脳会議は、加盟国による全体会議が始まりました。中国とロシアが主導した枠組みを通じ、アメリカに対抗する軸を打ち出す考えです。中継です。

会場では、先ほどから習近平国家主席による演説が行われています。

上海協力機構の首脳会議はきのう開幕し、ロシアのプーチン大統領やインドのモディ首相ら20か国以上の首脳が出席しています。

習主席はきのう、インドのモディ首相と会談し、関係改善をさらに進める方針で一致。プーチン大統領とも意見交換を行ったということで、ウクライナをめぐる情勢について、プーチン大統領が先日のトランプ大統領との会談の中身を説明したものとみられます。

こうした2国間の会談なども通じて、中国としては存在感を国際社会にアピールするとともに、「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ政権を念頭に新しい対抗軸を打ち出す狙いがあります。