自民党はきょう、参議院選挙で敗北した要因を総括する文書について協議しましたが、決着せず、来月2日に再び会合を開いて取りまとめを目指すことになりました。
自民党はきょう午後、森山幹事長ら党幹部が集まり、参院選敗北の要因を総括する報告書の案について意見を交わしました。
終了後、木原選挙対策委員長は会合で報告書に追加すべき内容があるという指摘が出たことを明らかにしました。
自民党 木原誠二 選対委員長
「敗因は様々な要因があるというふうに思いますので。(報告書の内容で)まだ足らざるところあるというご指摘でありましたので、また追加的に加えていきたい」
自民党関係者によりますと、きょう示された案には敗因として、「政治とカネ」の問題や選挙期間中、能登半島地震に関して所属する参議院議員が失言したことなどが盛り込まれていたということです。
また、焦点の石破総理ら執行部の責任については明記されていなかったということです。
森山幹事長は、きょうの会合で出た意見を踏まえて修正する考えを示しました。
自民党 森山裕 幹事長
「いろんなご意見も承ることができました。それを整理をさせていただいて、(9月)2日の日にもういっぺん、委員会を開き、成案を得て、両院議員総会に臨みたいと思っています」
報告書は、来月2日の午後、「両院議員総会」を開いて公表する予定ですが、石破総理ら執行部の責任をどのように記載するかによって、“総裁選の前倒し”に向けた動きが一気に加速する可能性もあります。
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