中谷防衛大臣はイギリスのヒーリー国防大臣と会談を行い、「日本とイギリスの防衛協力が新たな次元に至った」と述べました。

中谷防衛大臣
「英国がインド太平洋地域の平和と安定に積極的に貢献をする英国のコミットメントを示すということとともに、日米安保、そして防衛協力の一層の強化に貢献をする取り組みであると評価をしております」

中谷大臣はきょう、イギリスのヒーリー国防相と会談し、日本とイギリスの防衛協力をさらに前進させていくことを確認しました。

その後、日英間で初めてとなる共同声明を発表し、「日英の防衛協力が新たな次元に至った」と強調しています。

また、午後には東京にイギリス海軍最大の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」が入港しました。

イギリス空母の日本への寄港は2021年以来4年ぶりで、この週末には一般にも公開されるということです。

政府は自衛隊法の「武器等防護」に基づく警護をイギリス軍に初めて適用するなど、イギリスとの連携の強さをアピールしつつ、日本周辺で圧力を強める中国や力による一方的な現状変更を試みるロシアをけん制したい考えです。