中国の不動産株は25日の取引で急伸し、万科企業は6か月ぶりの高値を付けた。低迷する不動産市場を下支えするため、中国当局が追加の支援策を打ち出すとの期待が高まった。

ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の中国不動産株指数は一時3%高と、1カ月ぶりの大幅上昇となった。上げを主導したのは万科のほか、融創中国や龍湖集団など大手デベロッパーだった。香港市場で万科は一時16%高、融創は13%高となった。

アナリストは、この上昇は追加支援策への期待を反映したものだと分析した。一方、上海市は郊外での住宅購入制限を緩和するなど需要喚起策を発表した。

25日付の中国紙・証券日報は業界専門家を引用し、当局が都市改造プロジェクトの加速と不動産市場のてこ入れ策を準備しており、9月にも追加措置が示される可能性があると報じた。

原題:Chinese Property Stocks Jump on Expectation of More Stimulus(抜粋)

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