自民党の総裁選前倒しの議論をめぐり、党の選挙管理委員会が実施を求める議員には書面の提出を求めた上で、氏名の公表も検討していることが分かりました。

総裁選前倒しの是非をめぐっては、党の選挙管理委員会がおととい、初会合を開き、国会議員や都道府県連に対する意思確認の方法などについて協議を始めています。

会合の出席者などによりますと、前倒しに賛成するかを確認する際、▼書面の提出を求めるほか、▼氏名を公表する方向で検討が進められているということです。

会合では、氏名の公表に難色を示す声が出た一方で、「総裁の自発的な辞任以外で前倒しとなるのは初めてのケースなので、氏名を公表すべき」という意見もあり、来週27日に予定されている2回目の会合で詰めの調整がおこなわれる見通しです。

また、今月末の取りまとめを予定していた参議院選挙敗北の総括は、来月上旬にずれ込む方向で、改めて「両院議員総会」を開催して公表する方針です。