(ブルームバーグ):JPモルガン・チェースと三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、バンテージ・データセンターズによる大規模データセンター建設計画を支援するため、総額220億ドル(約3兆2400億円)の融資を主導している。事情に詳しい関係者が明らかにした。
両行はインフラ融資の引き受けに動いているという。非公開情報であることを理由に関係者は匿名を条件に語った。
関係者によれば、同プロジェクトにはシルバー・レイク・マネジメントとデジタルブリッジ・グループが計30億ドルを出資する見通し。
これら資金調達については、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が先に報じていた。JPモルガン、MUFG、シルバー・レイク、デジタルブリッジはいずれもコメントを差し控えた。バンテージの担当者はコメント要請に応じていない。
バンテージはテキサス州シャックルフォードで、敷地面積1200エーカー(約486万平方メートル)のキャンパスに10棟のデータセンターを建設する計画。
人工知能(AI)ブームを支えるインフラ整備を巡り、金融機関の間では大型案件の受注を巡る競争が激化している。メタ・プラットフォームズは最近、ルイジアナ州で進めるデータセンター拡張の資金調達を主導する金融機関として、パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO=ピムコ)とブルー・アウル・キャピタルを選定した。
原題:JPMorgan, MUFG to Lead $22 Billion Loan for Vantage Data Centers(抜粋)
--取材協力:Emily Forgash.
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