(ブルームバーグ):ニューヨークのブティックホテル所有者を中心とする投資家グループは、会員制の高級ホテル・クラブを運営する英ソーホー・ハウスを27億ドル(約4000億円)の取引で非公開化することに合意した。
ソーホー・ハウスの18日発表によると、ホテル所有・経営のMCR、および同社の会長兼最高経営責任者(CEO)であるタイラー・モース氏が、一部株主の保有分を除く発行済み株式を1株当たり現金約9ドルで買い取る。これは、ソーホー・ハウスが買収提案を受けたと最初に明らかにする直前の営業日である昨年12月18日の株価終値を約83%上回る。
モース氏が取締役会に加わる一方、ソーホー・ハウスのロン・バークル会長および投資会社ユカイパは経営権を維持する。また俳優アシュトン・カッチャー氏が率いるコンソーシアムも新たに出資し、カッチャー氏は取引完了後に取締役会に加わる予定だという。
バークル氏は、ソーホー・ハウスの株価低迷を受けて非公開化に向けた取り組みを支持してきた。同社は2021年の新規株式公開(IPO)以降、サービスの質に疑問が広がったほか、拡大ペースが速過ぎるとの懸念も生じている。
原題:Soho House Agrees to Be Taken Private in $2.7 Billion Deal (3)(抜粋)
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