サラダ専門店チェーンのスイートグリーンは、今年3月に導入したフライドポテト「リップルフライ」の販売を終了する。健康志向の顧客を取り込もうとしていたが、わずか5カ月間の提供に終わった。

このフライドポテトはエアフライヤーで調理され、シードオイルの代わりにアボカドオイルを使用していた。シードオイルはケネディ米厚生長官が健康を損ねると主張しているが、そうしたリスクの裏付けは限定的だ。

スイートグリーンのジョナサン・ニーマン最高経営責任者(CEO)は7日、フライドポテトは好評だったが、店舗運営を極めて複雑にしたとアナリスト向け電話会見で説明。チキンや野菜などの主力商品に力を注ぐため、「来週からリップルフライの提供を打ち切る」と述べた。

スイートグリーンの売上高は2四半期連続で減少。同社は運営の改善を図り、顧客を取り戻したい考えだ。

リップルフライの販売価格は、ロサンゼルスやサンフランシスコ湾岸地域の店舗で4ドル95セント(約730円)だった。同社は当初、「ファストフードの再定義」に向けた使命の新たな一歩だとアピールしていた。

原題:Sweetgreen Nixes Fries That Sought to ‘Redefine’ Fast Food(抜粋)

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