(ブルームバーグ):7日の債券相場は上昇。この日行われる30年国債入札への楽観的な見方から買いが入っている。
三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは、30年債入札は金利水準の高さ、イールドカーブ(利回り曲線)上での割安感から一定の需要が見込まれると指摘。財政懸念などからテール(落札価格の最低と平均の差)が拡大する可能性はあるものの、「基本的に無難な入札になる」とみている。
ホワイトハウス関係者が日本には15%の追加関税を課すと述べたとの報道について、しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンドマネジャーは、景気悪化要因のため、金利は低下傾向になると話す。流動性の高い10年債のほか、日本銀行の利上げが遠のくという話になれば中期債の利回り低下要因になるとの見方を示した。
30年国債入札
- 発行予定額は前月と同じ7000億円
- 新発30年国債の発行日前(WI)取引は3.015%程度
- 備考:30年利付国債の過去の入札結果(表)

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