(ブルームバーグ):米航空宇宙企業ブルーオリジンの宇宙船が暗号資産(仮想通貨)起業家、ジャスティン・サン(孫宇晨)氏ら6人を乗せて宇宙飛行に旅立ち、帰還した。
打ち上げはテキサス州西部で3日午前7時42分に行われた。周回軌道に到達しないサブオービタル飛行による短時間の宇宙観光が目的だった。
サン氏はブロックチェーンのプラットフォーム「TRON(トロン)」の創設者で、世界最大級の暗号資産交換業者HTXのアドバイザーも務めている。2021年にブルーオリジンの観光用宇宙船の座席を巡る入札で最高額の2800万ドル(現在のレートで約41億円)を提示して落札した。
同氏は当初、21年7月にブルーオリジンの創業者ジェフ・ベゾス氏と共に行われた同社初の有人飛行に参加する予定だったが、参加を延期せざるを得なかった。
ブルーオリジンは遊覧飛行の料金を公表していないが、競合する宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティックは、同様の体験で約60万ドルに設定している。
原題:Crypto Mogul Flies to Space Aboard Latest Blue Origin Flight(抜粋)
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