フードデリバリー中国最大手の美団と電子商取引会社アリババグループは1日、「無秩序な競争」を控え、当局から警告を受けた価格競争もやめると表明した。

中国の電子商取引最大手、JDドットコム(京東)を加えた3社は、800億ドル(12兆円)を上回る規模の中国フードデリバリー市場で、割引など販売促進策によるシェア拡大を目指してきた。

JDは過去数カ月だけで、350都市で1日当たり2500万件の受注を獲得。アリババ傘下でフードデリバリー2位、餓了麼の受注の半分を超える勢いだ。

こうした状況を受け、中国の国家市場監督管理総局(SAMR)は今年7月、3社を呼び出し過度な競争を控えるよう要請していた。

餓了麼は1日、加盟店の利益を守り不合理なプロモーションを避けると説明。美団も事業者に販売促進策への参加を強制しないと約束した。

原題:Alibaba, Meituan Vow to Cease Price War After Beijing Warnings(抜粋)

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