ロシアのカムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード8.8の地震で津波警報が発表されたことに関連し、林官房長官は「SNSなどインターネット上で根拠不明の情報も見られる」として、自治体や報道機関の情報で確認するよう呼びかけました。

林芳正 官房長官
「SNS等インターネット上では本件に関連した根拠不明の情報も見られます。国民の皆様におかれましては災害に関する情報については、自治体や報道機関の情報で、ご確認をいただきますようにお願いを申し上げます」

また、林官房長官は「1日程度以上、津波の高い状態が継続する見込みだ」と説明した上で、「津波が満潮と重なると潮位が現在より上昇する可能性がある」と話し、あらためて警報が発表されている地域の住民や観光客らに、直ちに高台や避難ビルなどの安全な場所に避難するよう呼びかけました。

この他、暑い中での避難となるため、こまめに水分をとるなど熱中症への注意を呼びかけています。

また、政府は午後4時半から関係省庁局長級会議を開くことにしていて、林長官は政府一体となって、被害状況の把握と被害防止に全力で取り組んでいくとしています。