経営再建を急ぐ日産自動車はメキシコ中部にある工場での車両生産を今年度中に終了すると発表しました。

発表によりますと、メキシコ・クエルナバカにある「シバック工場」での車両生産を今年度中に終了するということです。

シバック工場は、1966年に操業を開始した日産初の海外生産拠点で、これまでに650万台以上を生産してきました。現在生産されている車種はメキシコ国内の別の工場に移されるということです。

日産のエスピノーサ社長は「大きな決断は、決して簡単なものではありませんでしたが、効率を向上し、競争力を強化して、持続可能性をさらに追求していくために必要なものです」とコメントしています。

日産は固定費削減のため、世界全体で7つの工場の閉鎖するとしていて、国内ではすでに神奈川県内にある「追浜工場」と子会社の日産車体「湘南工場」での生産終了を発表しています。