トランプ米大統領は、今年後半に南アフリカで開催予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)を欠席する可能性があると発言した。代役を派遣する考えも示した。

トランプ氏は米大統領専用機「エアフォースワン」で記者団に対し、「おそらく別の人物を送ることになると思う。南アフリカとは多くの問題を抱えているからだ」と述べた。また、同国の「非常に悪い政策」を非難した。

G20サミットには、加盟国に加え、議長国が招待する国の首脳も出席する。今年は初めてアフリカ大陸での開催となる見通し。グローバルサウス(新興・途上国)で開かれるのは4年連続。

米国はこれまで南アフリカでの閣僚級会合に高官を派遣していない。トランプ政権は土地や人種に関する政策を巡り南ア政府と繰り返し対立してきた。同国がメンバーとなっている主要新興国グループ「BRICS」とも緊張関係が続いている。

米国は2026年のG20サミットの議長国になる予定。

原題:Trump Floats Skipping G-20 Summit, Citing Rift With South Africa(抜粋)

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