参政党は、22日に行った定例記者会見の際に神奈川新聞の記者の出席を拒否したことについて「特定の記者や報道機関を排除する意図はない」と説明しました。

参政党は、参院選の投開票から2日後の22日、国会内で定例の記者会見を行いました。

神奈川新聞によりますと、参政党側が神奈川新聞の記者に対して「事前登録が必要だ」として会見への出席を認めなかったということです。

参政党が20日に報道各社に対して送った会見の案内では、事前の登録を求める記載はありませんでした。

神奈川新聞は23日、「弊社の記者が正当な理由なく会見での取材を拒否され、会見開始前に会場から排除された。記者の選別とも言える取材拒否に対し抗議する」などとする申し入れ書を参政党に提出したと発表しました。

これを受けて参政党は24日、党のホームページを更新し、会見への出席を拒んだ理由について、神奈川新聞の記者が「参議院選挙の期間中、大声による誹謗中傷などの妨害行為に関与していたことが確認されています」と主張した上で、「特定の記者や報道機関を排除する意図はありません」と説明しました。

25日、記者団の取材に応じた神谷代表は、会見への出席を拒否された神奈川新聞の記者が一連の経緯について質そうとしたところ、「書面で出していただければ、また回答します」と答えました。