続投を表明した石破総理に対して、自民党内の「石破おろし」の動きが活発化しています。党の青年局はきょう、総理ら執行部に事実上の退陣を求める申し入れを行う予定です。国会記者会館から中継です。

相次ぐ党の中堅・若手や地方組織からの石破総理への退陣要求に、党内からは「このままでは自民党が分裂してしまう」という強い危機感が出ています。

党の青年局は午後、森山幹事長と面会し、総理ら執行部に対し“選挙結果の総括を速やかに行った上で、自ら責任を取ることを求める”文書を渡す予定です。

これは事実上の退陣要求で、青年局という党の若手グループの組織が公然と辞任を迫るのは異例のことです。

また、総理退陣につながる議案を決定できる「両院議員総会」の開催を求める署名活動も続いています。これには旧安倍派や旧茂木派、そして麻生派の中堅・若手が中心となって動いていて、ある中堅議員からは「結局、元の派閥単位で権力闘争をしかけているだけだ。下手をすると党が分裂してしまう」と危惧する声もあがっています。