浜岡原子力発電所の再稼働審査で中部電力が地震の揺れを小さく見せていた疑いがあることが分かり、再稼働をめぐる審査は停止されました。
この問題は、静岡県にある浜岡原発の3号機と4号機の再稼働審査の際、耐震設計の「基準地震動」について中部電力がデータを操作していたものです。
意図的に地震の揺れを小さく見せていた疑いがあり、中部電力の林社長はきのう、「原子力事業に対する信頼を失墜させた」などと謝罪しました。
原子力規制庁によりますと、去年2月に外部から情報提供があり、中部電力に調査の協力を要請していました。
問題の発覚を受け、原子力規制庁は先月22日以降、3号機と4号機の審査を停止していて、中部電力が目指す早期再稼働が遅れるのは必至です。
木原稔 官房長官
「原子力の利用の大前提である安全性に対する国民の信頼を揺るがしかねないものであり、これはあってはならない」
木原官房長官は中部電力の対応をこのように批判し、「稼働を計画するすべての原子力発電所に義務付けられている基準地震動の策定が正しい評価に基づくことは極めて重要だ」と指摘しました。
また、経済産業省が徹底した調査や再発防止策の策定などを求める「報告徴収命令」をおこなったとし、中部電力には“真摯かつ徹底した対応が期待される”と強調しました。
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