(ブルームバーグ):24日の外国為替市場で円相場は一時1ドル=145円台後半に上昇。日米通商合意で日本経済の先行き不透明感が和らぎ、日本銀行が追加利上げに動きやすくなるとの思惑から円買いが優勢だ。
あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジストは、節目の146円を下回ったことでドル売りが強まったと指摘。ただ、特段ヘッドラインが出たわけではなく、ドルが145円台後半から一段と下げる材料は見当たらないと述べた。
SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人金融市場調査部長は、関税政策を巡る先行きの不確実性というもやが晴れ、「年内利上げの可能性が出てきたことが円を支えている」と述べた。市場は新しい首相に期待しているが、石破首相が続投にこだわる限り、円を積極的に売るわけにはいかないとも指摘した。

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.