世界最大のレコードレーベル、ユニバーサル・ミュージック・グループ (UMG)が米国での株式上場に向けて非公開で申請を行った。著名投資家ビル・アックマン氏率いるヘッジファンド運営会社、パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントとの合意条件を履行する。

21日の発表によると、オランダ・アムステルダムに上場しているUMGは米証券取引委員会(SEC)に一部株主の売り出しに関する書類を提出した。1月には、パーシングとの合意を履行するため米国での上場を計画していると明かしていた。

テイラー・スウィフトさんなどの人気歌手を抱えるUMGは数カ月にわたり、アックマン氏が求める本社所在地の移転やアムステルダム市場での上場廃止に抵抗していた。一方、パーシングはUMGの株式価値評価が大幅に伸びるとして米上場を促していた。

パーシングに関連する株主グループは3月、約2.7%相当のUMG株を売却し、13億ユーロ(約2240億円)超を確保したとブルームバーグニュースが報じていた。

原題:Universal Music Group Files Confidentially for US Listing(抜粋)

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