外国人による犯罪件数 どう捉える?

井上貴博キャスター:
いま、注目されている参院選の争点のひとつが「外国人政策」です。

SNSでは、「日本のスーパー、コンビニでも外国人の万引きが増えている」「明らかに外国人の犯罪が増えてきているんだから、日本から追い出すべき」などのコメントもあります。

実際に、外国人によるドラッグストアでの大量万引きは、2024年に愛知でもありました。

警察庁は2025年2月、外国語で「万引きは犯罪です」というポスターを貼ったり、店内アナウンスをしたりする指針を発表しました。

出入国在留管理庁と警察庁の資料などによると、在留外国人は増えていますが、外国人の刑法犯検挙人員は下がっていって、近年では上昇傾向にあります。

このあたりのデータを有権者がどう考えるのかということなのかもしれません。

出水麻衣キャスター:
「個別の事例」と「客観的なデータ」の両方を吟味した上で、どう考えるのかというのを一旦冷静に判断してほしいと思います。

井上キャスター:
どうしても外国人のルールという話をすると、「これは排外主義、ふざけるな、差別だ」となるのも違うと思いますし、かといって外国人を締め出すことはあってはいけないと思います。差別だと思います。

極論と極論で争うのではなくて、冷静に建設的な議論をしながら、日本をどういう国にしていくべきなのかが一番大切なのかなと感じています。