台湾の中心都市・台北で、市民らを対象にした年に一度の大規模な防空避難訓練が行われました。

記者
「台北市内の中心地です。市民はすべて屋内に避難しています」

現地時間の午後1時半、サイレンの音が響くなか、市民が一斉に屋内へ避難します。普段、多くの人が行きかう台北市の中心部も静まり返っています。

これは中国による攻撃を想定した年に一度の防空避難訓練で、旅行者らを含めた市民の参加が義務となっていて、15日から台湾各地で行われています。

台湾の頼清徳総統は防衛力の強化を掲げていて、今年は軍事演習の期間を過去最長の10日間に設定し、中国への警戒を強めています。