オリンピックの公式オンラインショップで、ナチス・ドイツが宣伝に利用したとされる「ベルリンオリンピック」のポスターがデザインされたTシャツが販売され、批判の声が上がっています。
オリンピックが開催されているミラノにあるホロコースト記念館。第2次世界大戦のときにイタリア北部がナチス・ドイツに占領され、多くのユダヤ人がミラノの駅から強制収容所に連行されたことを伝えています。
記者
「オリンピックの開催にあわせて、オリンピック選手だったユダヤ人が強制収容所に連行される様子などを伝えています」
特別展では、強制収容所に送られたスポーツ選手の映像が上映されています。
訪れた人
「ユダヤ人のスポーツ選手の話は知らなかった。(加担した)この国とイタリア人が当時やったことに、ただただ驚きました」
「オリンピックが開催されている今こそ、過去を思い出す機会です」
イタリアでは過去の反省から、毎年、追悼式が行われていますが、そんな中、オリンピックの公式オンラインショップで販売されたTシャツが物議を醸しています。
ナチス・ドイツが宣伝に利用したとされる1936年のベルリンオリンピックのポスターがデザインされていて、ドイツなどから「ナチス時代の出来事を商業的に扱うことを拒否する」などと販売中止を求める声が上がったのです。
観戦に訪れた人たちは、どう思ったのでしょうか?
観戦に訪れた人
「褒められた行為ではない。ひどい時代だったし、それを商売にすべきではない」
「スポーツグッズを集めていて、その時代のものもありますが、政治的にその時代が好きというわけではなく、スポーツグッズを集めるのが好きなのです」
Tシャツの販売は、現在は行われていませんが、IOC=国際オリンピック委員会は「ベルリンオリンピックは実際に開催され、アスリートたちは活躍し、オリンピック精神を体現したというポジティブな面もある」とコメントしています。
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