米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー傘下DCスタジオの新体制下で制作された第1弾作品「スーパーマン」が米国とカナダの劇場で初登場1位となり、1億2200万ドル(約180億円)の興行収入を記録した。

本作はヒーロー映画「スーパーマン」の最新リメーク版で、主人公のスーパーマン役にデイヴィッド・コレンスウェット氏、宿敵レックス・ルーサー役にニコラス・ホルト氏を起用。業界調査会社ボックス・オフィス・プロの予測では、北米での興行収入は少なくとも1億1500万ドルに達すると見込まれていた。ワーナー・ブラザースによると、全世界での興行収入は2億1700万ドルに上ったという。

ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのマーク

「スーパーマン」は、バットマンやワンダーウーマンといったDCコミックのキャラクターを題材に映画とテレビ番組を連動させる、今後10年にわたる構想の第1章を担う作品。構想を策定したのは2022年11月にDCスタジオの共同会長に就任したジェームズ・ガン氏とピーター・サフラン氏。ガン氏は今回の作品の脚本・監督も務めた。

「スーパーマン」の興行成績は、ワーナー・ブラザースにとって劇場での新たな成功を示すものとなった。同社は4-6月(第2四半期)に「マインクラフト/ザ・ムービー」や「シナーズ」といったヒット作により、低迷から抜け出した。

原題:‘Superman’ Launches New DC Movies Era With $122 Million Opening(抜粋)

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