14日の債券相場は下落。長期金利は約2カ月ぶりの高水準をつけた。米国の長期金利がインフレ懸念再燃への警戒から上昇したことを受けて売りが先行。参院選挙を控えて財政悪化への警戒感も売りにつながっている。

岡三証券の長谷川直也チーフ債券ストラテジストは、「前週末の米長期金利上昇を受けて売られている。参院選挙を巡っては金利上昇に備えたポジションが多いとみられ、こうしたこともあって金利上昇が進みやすい」と述べた。

20日投開票の参院選で与党が苦戦しているとの報道が出ており、債券相場の重しとなっている。JNNの調査では、自公で参院過半数割れの可能性は1週間前より厳しい情勢と報じた。長谷川氏は、「与党が過半数を取れないと政権の枠組みがどうなるかを含め選挙後も不透明感が残るので、投資家は積極的に動きにくい」と述べた。

 

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