自民党の鶴保参議院予算委員長が「運のいいことに能登で地震があった」と発言したことをめぐり、森山幹事長はきょう、極めて適切ではない発言だったとして、本人に厳重注意したことを明かしました。
自民党の鶴保氏はきのう、参院選の応援演説で、主な生活拠点とは別にもう一つの生活拠点を持つ暮らし方である「二地域居住」の推進を訴える中で、能登半島地震を引き合いに「運のいいことに能登で地震があった。緊急避難的ですけども、金沢にいても輪島の住民票がとれるようになっていったんです」などと発言しました。
鶴保氏はきょうまでに「被災者への配慮が足りず、言葉足らずであった」などと陳謝し、発言を撤回していますが、森山幹事長はきょう、鹿児島市内での会見で、鶴保氏に厳重注意したことを明かしました。
自民党 森山裕 幹事長
「震災に遭っておられる地域の皆さんのお立場を考えますと、発言としては極めて適切ではない発言でごさいましたので、きょう厳重注意をさせていだたいた」
森山氏は記者団から参議院選挙への影響を問われると、“決してプラスにはならない”と苦言を呈しました。
“歴代2位”支持率82%の高市内閣に死角は?若者世代・無党派層の自民“回帰”の兆しも・・・「有権者の期待」に応えられるか【JNN世論調査解説】